2006年11月18日

意識が変化したときのこと

今日は走っていない。走っていないのでブログに書くネタがない。
ホノルルマラソンまでの毎日を記録するブログだから何も書かないわけには
いかないので、芸術の秋にふさわしく本日は後半でエッセイを1篇。

フルマラソンを走ったことがない人間、ましてやジョギングすら日常の習慣にしていない
人間にとって、42.195kmという距離は、尋常な距離じゃない。
考えれば考えるほど、人間の走れる距離を越えてるし、
自分には絶対に不可能だと思ってしまう。
練習をし始めると、なおさら確固たる自信を持って不可能だと思い知らされる。
1キロか2キロを走ったところでゼーゼー、ハーハー言ってしまうし、
練習を続けたところで、4キロか5キロでやっぱりゼーゼー、ハーハーと苦しくなる。
腕はだるいし、カラダは重たいし、30分も走っていないのに足はパンパンになってくる。
そんなふうに苦しんで走りながら、何時間もかけて40キロ以上走るなんて
ゼッッッッッタイにムリ!!!と思ってしまう。

そんな時、奈良県の雑貨屋さんに行った時に、棚に並んでいた詩集を手に取って、
何気なくページをめくっていると、ひとつのエッセイに目が止まり、それ以来、
自分の意識が180度(とは言わないけど、わりと大きく)変化した。

今は自分の手元にあるその本には、こんな詩が載っている。

061118mongoljpg


「君の話はつまりね」
猫が鼻で笑った。
「地平線を飛び越えようと助走をつけているようなものだよ。つまりね、そのくらい滑稽だということ。突拍子もないということ。もっとはっきり言えば、実現不可能だってこと」
「君がもしほんとうに」
猫があくびをしながら言った。
「地平線を飛び越えることができたら、僕はなんでもするよ。僕のいちばんだいじなものだってあげるよ。いや、だいじょうぶ。こんな約束をしたって。だってどんなに遠くへ飛ぼうと助走をつけたって、地平線を飛び越えることはできないんだからね」
そんなふうに言われたって、わたしは諦めるわけにはいかないのだから。こればっかりは諦めきれないのだから。走っているうちにいつか、地平線の方からこちらへやって来るかもしれない。それは地平線のように見えるだけで、隣の家の垣根かもしれない。
だから思いきり助走をつけて、両手をあげてジャンプする。


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題名と作者の名前は入れなかったけど、
本当は著作権の問題とかがあって、勝手にブログに載せたらダメなんだろうな。
ご本人の了解をもらおうとして本に載っていたアドレスにメールを送ったんだけど、
うまく届かなくて、・・でも勇気をもらえた詩だったので・・無断で載せてしまいました。
posted by まこと at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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