2006年09月10日

香住潮風マラソンレポート

9日の朝は7時20分に家を出て、8時12分大阪発の特急北近畿1号に乗り、
2時間40分かけて城崎温泉へ。前日の昼に晴れの予報だったのが、夜には雨の予報に
変わり、朝にはまた晴れの予報なっていた。電車から外を見ても、青空が広がったり、
一面雲におおわれたり、走る場所によって空の様子がぜんぜんちがう。

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尼崎、宝塚を通って城崎温泉へ、兵庫県を南から北へ縦断するわけだから、
電車はほとんど山の中を走る。城崎温泉で普通に乗り換えてまた30分。

着いたのは、カニで有名な
漁業の街、香住。

磯の香りとか、波の音とか、
そういうのよりも、とにかく「暑い!」。
「!」マークを100個付けたいくらい暑い!!
香住地方の9日の最高気温は34.1℃、湿度73%。

参加賞のカニ寿司(これはウマかった)、箱詰めされた魚の干物、岩のり、書類ケース、
シューズ袋、あとは抽選会で当たったお酒などを各自持って、とりあえず日陰に入る。

日陰に入ると、もう外へは出られない。
よくアスファルトの上でミミズが干からびているのを見かけるけど、
日なたへ出てアップなどしようものなら、自分がそんなふうになりそうだからだ。

5kmの部が2時にスタートして、しばらくすると速いランナーはゴールして
自分の荷物の置き場所に戻ってくる。みんなまるで、15ラウンドを闘った
ボクサーのようにウエアをビショビショに濡らして疲れきっている。
やっぱり今日のレースは過酷なんだ・・・・・。

そして2時50分、10kmの部がスタート。
ピストルの音で一斉に走り出すが、走り出してすぐに、今日はタイムを狙うのは
無理だとわかる。まるで高温のサウナの中を走っているみたいだ。

約3km強の半円形の湾を走る。湾になっているので、湾の向こう側を走る先頭集団が
小さく自分の位置から見えてしまう。あんなところまで走るのかとゾッとする。
暑くて辛い思いをしながら走っている者にとって、これは精神的に悪い。

湾を走りきると、岬を回りながら折り返し地点に向かって2km弱を走る。
ここから上りが始まる。まだ半分も走っていないのに、足にこたえる。
先頭ランナーとすれ違わないということは、折り返し地点はまだまだ先なのか。
自分もしんどいけど、まわりのランナーの走りも軽快には見えない。みんなキツイんだ。

坂を上りきって岬を回ると折り返し地点が見えてくる。
ここまで2ヶ所の給水があったけど、中間で給水をとるつもりでいたので、
いずれもパスした。そしてヘロヘロになりながら、ようやく折り返し地点。

げっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・給水がない!!!!

なんでだ!!???
RUNNETには[給水:折り返し付近]と書いてあったじゃないか。

ここから先は、砂漠の中でオアシスを探してさまよっているかのような走り。
はたして帰りは給水があるんだろうか。あっても水がなくなっていたらどうしよう・・。
そんなことを考えながら、体はどんどん重くなる。足はぜんぜん前に出ない。

オアシスのようにキラキラ光って見えた給水ポイントは7km付近にあった。
手渡されたコップからガブガブと飲んだ氷水の美味しさは今でも忘れていない。

そしてまた、足が前に出ない走りは続く。ほんとに前に出ない。情けないくらい・・。
俺はこんなヨタヨタした走りをするために電車に4時間も乗って来たのか・・・。

今回は5km地点でも時計を見なかった。残り2km、残り1kmでも見なかった。
どう考えても60分は超えるだろうと思っていたので、見る気もしなかった。

前を走るランナーのスピードがすごく遅いのに、それも抜かすことができない。
あまりにも暑くて、足が重たくて苦しいのが情けなくて、
「俺は、俺は俺なりに練習しとんじゃー」と心で言って(そう思うことで、
体の奥から力が湧いてこないかなと思いながら)2人ほどは抜かした。

ゴールが見えて、なんとかスピードを上げたつもりが、ラストスパートと呼べるような
走りにはならなかった。こんな苦しいレースは始めてだった。

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ゴールしてから、時計を見てびっくり。
47分06秒だった。

自分の走りの感覚と結果が一致していないので、しばらくはよく理解できなかった。
完走証をもらいに行ったら[47分11秒]と印字されたので、
ようやくそこで、ホントのタイムなんだとわかった。

こんなに苦しいコースだったのに、どうしてこんなタイムだったんだろう。
今でもわからない。
苦しんでも、走るたびに自己ベストが出るというのは、
初心者ランナーならではというところなんだろうか・・・。

今回は、自分以外は5人の女性だった。同じ苦しみの中をみんな頑張っていた。
自分がゴールした後は、みんなの応援をしたんだけど、
暑さと湿度に負けないために体の奥底から闘志を引っ張り出して走っているような、
そんな不屈の粘りを見せながら懸命にゴールを目指していたのが感動的だった。

とにかく、こんなに辛い、そしてこんなに水のおいしかった大会は初めてだ。

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posted by まこと at 22:39| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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